ディサースリア(dysarthria)、運動障害性構音障害
脳血管障害や頭部外傷、神経・筋の疾患などで、話しをするときに使う唇、舌、喉などに運動障害が起こり、正常な発音を作ることが難しくなる障害です。私たちは話すときに会話に必要な呼吸、呼吸のコントロール、声の大きさや高低の調節、口唇・舌・下顎を正確に使いこなすなど、多種類の器官が共同作業をして発音しています。
呼吸が障害されると
慢性閉塞性肺疾患などの肺の病気や肺周囲の骨格筋の動きの制限などが起こると、肺に空気がしっかり入りにくくなるため、声が小さくなってしまいます。また会話中に息が途切れ途切れになってしまい、疲労がみられる方もいらっしゃいます。
少し姿勢が悪くなるだけでも、肺に空気が入らなくなります。できるだけ姿勢を整えてお話しするようにしましょう。食事の時も同様です。