【高齢者の方】
介護保険を申請するほどではないけれど、高齢夫婦の2人で何とか暮らしている。最近会話もなく、ムセも多く忘れっぽくなってきており、漠然とした不安がある。リハビリができることがあれば教えてもらいたい。
【パーキンソン病の方】
最近、声が小さくなって聞き返されることが多く、人と話すことや電話が億劫になってきている。主治医の先生からはリハビリの話はまだ出ていないが、仕事に不都合が出始めていて困っている。今できるリハビリがあれば教えてもらいたい。
【脳血管疾患後遺症で高次脳機能障害をお持ちの方】
退院して何年も経っているが、段々悪くなっている。介護保険はすでに上限いっぱい使っているが、声が小さくなり会話もしにくいため、困っている。最近になってリハビリの意欲が出てきているのでこのチャンスを何とか生かしたい。
【吃音をお持ちのお子さまのお母さん】
新学年になって吃音が悪化してきた。義理の両親から親の教育のせいだと言われて気分が落ち込んで参っている。子どもも「こんな話し方嫌だ」と言っていて、どうしたら良いかわからない。
【機能性構音障害をお持ちのお子さまのお母さん】
発音が気になる。他の子どもよりはっきり聞こえず何を言ってるのかわからないことが多い。心配で他の機関で相談して検査してもらったが「様子をみましょう」と言われてしまった。来年から小学生になるので少しでもちゃんと発音できればと願っている。
※機能性構音障害
言語や発達に遅れははっきりみられないが、発音がうまくできないお子さんのことをいいます。(例)サカナ→チャカナ ゾウ→ジョウ キリン→チリンなど
【発達の遅れのあるお子さまのお母さん】
3歳児健診で指摘を受けて、精密検査を予約したが半年以上待ち時間があって心配。検査してからリハビリとなると、だいぶ先になってしまう。療育の必要があればなるべく早くリハビリをしたいと思っている。
【健診などで時に指摘のなかったお子さまのお母さん】
1歳半健診で特に指摘はなかったが、ことばが出てこない。とりあえず様子をみましょう、と言われたが心配なので今のことばの状態を知りたい。何かできることを教えてもらいたい。
【当教室から】
当教室へ相談に来ていただく方は、脳障害の後遺症をお持ちの方、進行性のご病気の方、お子さまのことばや発達、成長に不安がある方などニーズは様々です。言語のリハビリテーションは、時間がかかる場合もありますがリハビリテーションを行うことで「伝わった」「わかってくれた」「わかった」といった経験が言語聴覚士とのやり取りだけでなく、ご家族や周囲のスタッフの方とコミュニケーションができることで、生活する意欲も向上していきます。ご家族だけで悩んでいたことを共有し、一緒に取り組むことで解決できることもあり、周囲の方の協力も大切な関わりの一つです。上記以外のエピソードもたくさんありますので、是非お気軽にご相談下さい。