言語聴覚療法(嚥下・言語リハビリテーション)|あおぞらファミリークリニック|高崎市緑町の内科・心療内科

〒370-0073 群馬県高崎市緑町1-23-6-101
027-387-0253
WEB予約 WEB問診
ヘッダー画像

言語聴覚療法(嚥下・言語リハビリテーション)

言語聴覚療法(嚥下・言語リハビリテーション)|あおぞらファミリークリニック|高崎市緑町の内科・心療内科

リハビリテーション:言語聴覚療法

言語聴覚療法は、脳血管障害やパーキンソン病などの神経変性疾患等により食べることや飲み込むことが難しくなる摂食嚥下障害、脳損傷によりコミュニケーションが難しくなる失語症などの高次脳機能障害、ダウン症や脳性麻痺など先天性の疾患をおもちの方の摂食嚥下障害、ことばの遅れ、社会性のつまずきなどがみられる発達障がいなど、小児から高齢者まで幅広い方を対象としています。医師、言語聴覚士、患者様、ご家族様とともに日常生活でお困りなことを聞き、相談しながら診察、ゴール設定、リハビリテーションを行っています。どうぞお気軽にご相談ください。

摂食嚥下リハビリテーション

成人から高齢者の摂食嚥下障害

加齢や脳血管障害、パーキンソン病などの神経変性疾患により食べることや飲み込むことが難しくなる障害です。水分でむせる、食べ物が喉に引っかかってしまうなどの症状があります。高齢になると飲み込む力が弱くなるため、柔らかい食べ物を好むようになる、ぱさぱさしたものを食べなくなるなど、ご本人が食べ物を選ぶ傾向もみられ、気づかれにくいこともあります。高齢者は唾液を誤嚥する方も多く、誤嚥性肺炎を繰り返し起こすことがありますので注意が必要です。当院では必要に応じ、医師による嚥下内視鏡検査を行い、適切な食事形態のご提案や栄養のコントロールなどのご指導をさせていただきます。その結果をもとに言語聴覚士による摂食嚥下リハビリテーションを行います。

小児の摂食嚥下障害

子どもの摂食嚥下障害は、脳性まひやダウン症、奇形など先天性疾患から嚥下障害が生じる場合や、髄膜炎などの感染症、頭を強く打つなど頭部外傷でも起こります。食べる機能の問題は、食べ方が下手というレベルのものから、窒息や誤嚥を引き起こすような重篤な摂食嚥下障害を伴うものまで幅広く存在します。また、発達障がいや不随意運動を伴うことが多く、上手に食べられるようになるまでには個人差があります。当院では、医師の助言のもと、一人ひとりの成長に合わせたリハビリテーションを心掛け、ご家族様とともに相談しながら進めていきたいと思います。

摂食嚥下障害とは

摂食嚥下障害とは、口から食べる機能の障害のことです。私たちは食べ物を見た目や香り等で認識し、口まで運び、口の中に入れてから必要に応じて咀嚼し、ゴックンと飲み込むことで、食物や水分を摂取しています。摂食嚥下障害は、これらの動作にかかわる機能が何らかの原因で異常をきたしている状態です。

ここで、食べ物を取り込み、ごっくん(嚥下)とするまでの過程を簡単に説明いたします。

摂食嚥下障害

1食物の認知期(先行期)

私たちは食べ物を口に運ぶ前に、まず、食べ物の認識をします。これを認知期や先行期と呼んでいます。

視覚 ステーキを目で見て「これはステーキだ」とわかります。
嗅覚 お肉の香りを感じます。
聴覚 ジュージューと音が聞こえます。
触覚 ナイフとフォークを持ってお肉を切ります。
記憶 以前食べたことがあるという記憶から、好き、嫌い、美味しい、よく噛まないと飲み込めない食べ物だ、といったことも思いだします。
一緒に食べた人、場所などもあわせて思い出す方もいらっしゃると思います。

食物の認知期(先行期)は、食欲がわき、唾液がでるなど食べる前の準備段階として大切な段階です。認知期が障害される代表的な病気は、認知症です。症状は以下のようになります。

  • ぼんやりしている
  • 食欲がわかない、または食欲がありすぎる
  • 声かけをしないと途中で動作が止まってしまう
  • 次々と食べ物を口に入れてしまう
  • 食べたことを忘れてしまうなど

ずっと目をつむって寝ているような状態、認知症のため食事の認識が難しい場合は、食べるための認知機能がうまく作動しません。ぼんやりしていると全体的に反応が悪くなるため、誤嚥する可能性があります。しっかり起こす、食事へ注意を向けるなどの工夫が必要です。また、お薬の影響でぼんやりする方もいらっしゃいます。たくさんのお薬を服用されている方は注意してください。

2口への取り込みから咀嚼(口腔準備期)

次は、食べ物を口へ運びます。ステーキのような食べ物であれば、フォークやナイフを使用して、適切な大きさに切ります。口に入れて噛める大きさのお肉をほおばり、飲み込めるようになるくらいまでしっかりと噛んでいます。

口への取り込みから咀嚼(口腔準備期)

口腔準備期の障害は、加齢や脳血管障害の後遺症、脳性麻痺など先天性の病気をお持ちの方などにみられます。

  • 加齢にともない歯が抜ける、入れ歯が合わないので噛めない
  • 脳血管障害などで舌や口唇に運動麻痺や感覚障害がありうまく動かせない
  • 脳性麻痺やダウン症のお子様など舌や顎のコントロールが難しい方
  • 舌がんの術後など

3口腔~咽頭期(食べ物が飲み込める状態になり、ごっくんとする時期)

飲み込めるくらい噛んだあと、唇を閉じて舌を使ってのどの方に食べ物を送り込みゴクン、と飲みます。

口腔~咽頭期(食べ物が飲み込める状態になり、ごっくんとする時期)

口腔~咽頭期の障害は、認知症、脳血管障害の後遺症、パーキンソン病や筋ジストロフィーなどの神経変性疾患、脳性麻痺などの先天性疾患の方など様々な病気にみられる症状です。ごっくんと飲むことを嚥下、と言いますが誤嚥するリスクのある時期(咽頭期)ですので以下の症状のある方は注意が必要です。

  • 唾液が飲めず口からだらだら出てしまっている
    いつもティッシュで唾液をぬぐっている
  • 鼻に逆流する
  • むせる、食べたり飲んだりした後声ががらがらする
  • 喉にひっかかる感じがする
  • いつまでも飲み込まないで咀嚼を繰り返している
  • 丸のみになっている

摂食嚥下障害は、様々な病気で生じます。食べること、飲むことは複数の器官が複雑に協力し合って実現できる素晴らしい機能ですが、少しでも障害されると日常生活に多大な影響を及ぼします。上記以外のことでも心配なことがあればご相談ください。